Message Kobe|メッセージ神戸 ほぼ連載小説マスカレードvol.50

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「で、どう? 妻の居場所は?」
「ちょっと待って。クンクン。」山形犬男の嗅覚が働きだしたようだ。
「ついてきて。」僕たちは山形犬男の後をついて行った。
「クンクン。」家を出て、大きな通りを西に進んだ。近くの大学を通り過ぎた。
「クンクン。ここ!」山形犬男が笑顔で言った。
「ここ?」
「女子寮。痛っ!」またモネが山形犬男の頭を殴った。
「へ~女子寮! 痛っ!」僕も殴られた。
 さらに進んで大きな川へでた。もう隣町だ。
「クンクン。ここで消えている。」
「車かなにかに乗ったということ?」モネが聞いた。
「違う。」
「ここで完全に消えたということ?」僕は聞いた。
「んだっす。」
「そう・・・・・。」
「もうセイラに戻る。」
「わかった。ありがとう。」山形犬男はセイラに戻った。
「私、何か・・・・・。ここは?」セイラが言った。
「いえ、別に・・・・・。」
「家に戻りましょう。」僕たちは、スイカを買って家に戻った。
「さあ、どうぞ。」モネがキッチンからスイカを切ってもってきた。
「これは?」セイラの前には半玉のスイカがだされた。
「こんなに食べれません。」と言いながら、ほとんど食べてしまった。
「残ったのをクレアに少しあげて。」
「はい。」セイラはスイカの種を取ろうとした。

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