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ほぼ連載小説 マスカレード vol.35(2008.7.19)
「う〜ん。よく寝た。」モネが起きたようだ。
「なに??」僕はモネに状況を把握しろと目で合図した。
「トイレ〜。」と言いながらモネは立ち上がり通路に出た。
「おまえ座っていろ!」犯人の1人がモネに近づき命令した。しかし、犯人はその場に倒れた。気絶したようだ。
「・・・・・。」ん? またモネの存在が消えている?
他の犯人たちもつぎつぎに、倒れた。気絶しているようだ。
「・・・・・。」ん? モネが戻ってきた?
「あ〜セイラさん。大丈夫ですか?」僕は犯人とともに倒れたセイラを抱き起こした。
「ありがとうございます。こんなところで会うとは・・・・・。」
「どういうこと?」モネが近づいてきた。
「何が?」僕は聞いた。
「セイラを抱きかかえて。」
「何を言ってるんですか。状況的に仕方ないでしょう。人質だったんだから。」
「あら。そう。」モネは何事もなかったかのようにトイレに向かった。
「だから言っただろ。」またあの声だ。
「ええ。ハイジャックですね。でも皆無事で良かった。」僕は心で答えた。
「勘違いだ。」
「どういうことです?」
「モネが乗っている飛行機でハイジャックなどありえない。」
「そうですね。事実ハイジャックされなかった。」
「おれが心配したのはおまえの事だ。」
「・・・・・。」
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