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ほぼ連載小説 マスカレード vol.26(2008.6.29)
「私、もう寝るわ。」モネが言った。
「寝る? この部屋で?」
「いいでしょ。もう遅いし。」
「あの〜私はお邪魔では・・・・・。」彼女は言った。
「あっ。誤解しないでください。私と彼女、ミス・モネは今日仕事で知り合って・・・・・でも何でも無いんです。」どうも今日はたった1日で10年分ぐらいの事件が起こっている。
「彼女も美人だな。」またあの声だ。
「ええ。」僕は心で答えた。
「モネとは正反対のタイプだが。」
「そうですね。日本の今のギャルタイプですね。」
「また忠告しておくが、彼女にも手を出すな。」
「そんなこと・・・・・。」
「お前はモネを帰そうとしただろ?」
「バレてる・・・・・。」僕は心で答えた。
「じゃあ、私はこのベッドで寝るわ。あなたはこちらのベッド、山野さんは、ごめん、ソファでね。」モネが言った。
「はいはい。仕方が無い。」
「いいんですか?」彼女は言った。
「ええ。どうぞ。あっ、ところでお名前は?」
「セイラです。」
「私は山野です。こちらはミス・モネ・・・・・。」モネはすでに寝ていた。
それにしてもこの寝相は何なんだ? ファッションモデルのような容姿と立ち振る舞いだったモネが口を開けて寝ている。おまけに鬼のようなコワイ寝顔だ。
「ん〜。○△×□○△×□○」寝言か?
「ダメです。」寝言だ。何もしていないのに。
「何かしようと考えたのか?」またあの声だ。
「いえ。」僕は心で答えた。
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