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ほぼ連載小説 マスカレード vol.17(2008.6.7)
「そして申し上げにくいのですが、実は山野さんの奥様も・・・・・。」
「妻もアンドロイドですか?」
「ええ。」
「ちなみに山野さんが可愛がっている・・・・・。」
「うちのクレアが? いえ、うちの犬もアンドロイドですか?」
「クレア?」またあの声だ。
「おまえの犬は柴犬だろう? なんでキャバ嬢みたいな名前なんだ?」
「うるさい・・・・・。」僕は心で答えた。
「ええ。A110型犬型アンドロイドです。パナソニック、ソニー、ニコン、キャノンなどの部品が使用されています。」
「そりゃうちの犬は柴犬ですから日本製の部品が多く使われていて・・・・・そんなことをいっている場合じゃないですよね?」
隣でモネが笑った。
「驚いたか?」またあの声だ。
「・・・・・。」
「まあ驚くのは無理のないことだ。」
「しかし・・・・・。」僕は心で答えようとした。
「アルベルト博士・・・・・。もしかして僕もアンドロイドですか?」
「いえ。山野さんは違います。100%生身の人間です。」
「・・・・・。」
「あっ、失礼。99.8%でした。」
「どういうことです?」
「歯の一部が人造物です。」
「そうですか・・・・・。それはごく一般的なことですから安心しました。しかし、妻と犬がアンドロイドだったとは・・・・・。」
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